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大畑選手、斉藤選手といったかつての切り札、突破役も分かりきった使い方では止めやすいでしょう。 東芝、バツベイ選手がいない分、強引なモールでのごり押しは影を潜め、バックスでの効率的なゲインでゲームを進め、ディフェンスも破綻することなく乗り切りました。しかし、ミスが多いし、モラルもいまいち(15番)。 申し訳ないのですが、つまらん試合を見てしまった印象です。 淡々と始まった三年目のトップリーグ、2年前の国立での開幕に比べるとお客さんの数も盛り上がりも控えめ。 うむー・・・
久しぶりにラグビーについて書いてみようと、ようやくその気になったのは、たまたま早稲田大学ラグビー部のHPで3年生SO/CTBの曽我部君が夏には復帰するとの記事を読んだこと。サッカーで言えば、中村俊輔ばりのファンタジスタ。冬シーズンが終わってからこのかた、全くといっていいほどラグビーに関して愉快な思いをしていなかっただけに、この記事はこの春の唯一の明るい話題でした。 春のラグビー愛好家は、もっぱら日本代表を応援します。 しかし、迷走のJAPAN。 フランス、南米遠征でのさえない成績の後、格下の香港相手に大勝するも、敵地で韓国にヒヤヒヤの勝利、なんとか来年のW杯アジア予選ファイナリストの権利を確保(ここまではまぁ、御の字でしょうか)。スーパーカップではルーマニアに昨年の借りを返す勝利、しかし決勝では勝てる相手カナダに攻め手なく負けて優勝の公約を果たせず。外国人選手の相次ぐ不祥事にモラル低下が指摘される中、なんともピリッとせず、かつ大崩れもせずもってきたわれらがJAPAN。今春最強の敵アイルランドには相手若手選手の格好の経験値upのチャンスを与えてしまいました。指揮官は相変わらず煮え切らず、孤軍奮闘の主将のコメントも歯切れが悪い。この国の代表チームは、熱き魂をみすみすくすぶらせている。なんとも歯がゆく、苦々しい思いは、今年も変わることがありません・・・ ええと、W杯誘致? むー、森会長ってのも含め、かなり・・・ 何故日比野さんではないのかしらん。 国内シーン、今年の注目は・・・ とりあえずTOPは、展開的に眠い試合はご勘弁を。 選手の皆さんの切磋琢磨は十分承知しているつもりです。 指揮官の皆様、試合に足を運ぶファンにアピールする面白いゲームをぜひともお願いしたいのです。 特に復帰組のサニックス、セコムに期待します。 試合展開的には面白い学生ですが、どこか早稲田の独走だけは止めてください。 有賀関東、頼みますよ。北川君、田井中君にも期待。 でも、曽我部君は一刻も早く帰ってきてほしい。矢富、曽我部、首藤、三角、今村、田中、五郎丸・・・このBKはとにかく見てみたい。 夏合宿、みなさん怪我せず乗り切ってくださいね。 タイトな試合でした。 ピーンと張り詰めた緊張感がある、本当にグラウンドから目が離せない内容でした。シーズン最後にこのような試合が見られるのは幸せです。 NECの13人モール(←写真)なんかも、普段なら笑えるひとコマなんですが、グラウンドの真剣さがひしひしと伝わってきて、むしろ見ているほうも力がこもりました。 そんな中で勝敗を分けたのは「ほころび」を味方につけたかどうか。NECの二本目のトライなどはまさに小さなほころびにしつこく絡んだNECの出足の勝利。 そしてこの日もNECはヤコ選手は言うに及ばず、先制トライを演出したコニア選手、逆転トライのマーシュ選手と外国人プレイヤーが活躍しました。もちろん、最後まで獅子奮迅の攻撃を見せたトヨタのティアティア選手、セコベ選手、ディフェンスではクロフォード選手も目立ちました。 日本人選手ももちろんがんばりました。PGを確実に決めたトヨタ廣瀬選手、突破が光った水野選手、久住選手、そしてNECの大黒柱箕内選手。 ただひとつ、日本選手権決勝ならば、華麗なトライ、観客が興奮するような見事な攻撃、というのも見てみたかった。それができないメンバーではないわけですし。 これで長かったシーズンも終了。 選手の皆さんお疲れ様。 たくさんのいい試合、いいプレイをありがとう。 次のシーズンも頼むよ!
2/12、秩父宮。 後半開始して5、6分頃だっただろうか、早稲田の選手がトヨタの選手に顔をはたかれ、もんどりうって倒れました。後でビデオを確認すればわかりますが、サッカーならばシミュレーションでもとられそうな、なんでもない軽い接触。 しかし、これをきっかけに、堰を切ったように金切り声でトヨタ非難をまくし立てる中年女性が居ました。ちょうど、僕の左斜め後ろの席に。 ああ、悲劇。 「トヨタ、学生相手になにしてんのよ!」 「外人入れて、きたないよ、トヨタは、まったく!」 「早稲田だって外人入れれば勝てるのよ!」 「だから関西人は嫌いなんだよ!」 うーん、どうしちゃったんだろう、この人、それまでは静かだったのに。 まるでスイッチが入っちゃったみたいにべらべらと、ずうっとしゃべりまくり。 隣に座っている娘と思しき女性も、とがめるでもなく「そうだよね、うんうん」と賛同する始末。 聞いていると、ほかにもこのような発言。 「早稲田は体小さいのに、こんなにがんばって、感動だよね!」 「後半20分まで社会人相手にリード、今までなかったんじゃない?すごいよね?」 どうやら早稲田ファンであることは間違いない。 だけど、それを周りに強要するかのように大声で言うのはやめてもらいたい。 見当違いなトヨタ批判は言うに及ばず、です。 あまりにひどいので、振り返って彼女をじっと見る。 一瞬目が合ってひるんだが、それもつかの間、「とにかくきたないんだよ、トヨタは」と続ける。僕は悲しくなってそれ以上非難するのをやめ、なんとか試合に集中しようとしました。せっかくの好ゲームだし。 と、いつまでたっても止まない罵詈雑言に、良識あるほかの観客も行動に出ました。 客「ちょっと黙っててくれませんか」 女「・・・すみません」 (いったんおとなしくなるが、それもつかの間、30秒後にはまた始める) 客「おい、いいかげんにしろ!俺は早稲田ファンだけど、おまえみたいなやつがいると恥ずかしくなるよ!」(よく言った、心の中でパチパチ(^^)) 女「・・・」 (なんとか罵詈雑言を押さえ込むことに成功、しかし、ここで選手交代、間の悪いことに(!?)セコベ選手登場!) 「また外人かよー、いい加減にしろトヨタ!」 ・・・だめだ、おわんねー。 結局試合最後までぶつくさとしゃべり続けたこの女性、最後に、こうのたまって帰っていきました。 「見なよ、ファン全員がひとつなって応援しないから負けるんだよ」 「・・・」(半径10メートルの観客絶句) ・・・さて、この哀れな偏見にまみれた女性一人を槍玉に挙げるのもかわいそうな気はしますが、ここでは二つのゆがんだラグビー観戦客の心理が見えます。 1.日本選手権はそもそも学生不利であるという誤解 学生チャンピオンの早稲田がトップリーグ4位のトヨタに勝てるわけがない、そもそも不利なマッチメークで試合をさせられている早稲田がかわいそう、それでもリードしてるんだから早稲田はすごい、応援しよう。 ちがーう。 学生チャンピオンがトップリーグ中位チームと互角に試合ができるのはここ数年の日本選手権が証明しているじゃないですか。効率的に練り上げられたトレーニングメニューをこなした選手たちは体も大きく、どうしようもないほどの差ではない。それこそ、往年の明治と早稲田の差程度だ。そして非力さを補う創造的戦術をフルタイムのコーチが学生と作り上げていく。 見くびっちゃいけないですよ。 決してミスマッチじゃない。 ミスマッチというのは、時間的にも環境的にも余裕のないクラブチャンピオンと学生チャンピオンが戦う一回戦のようなことを言うのです。 もしかして、観客はうすうす感づいては居ないだろうか。 気づいていながら、それを認めたくないのではないだろうか。 弱者が強者を倒す快感を味わいたいがために。 2.外国人選手登用がきたない、大人気ない、という偏見 ならば問いますが、フラベルやティアティアの居ないトヨタに勝って早稲田の選手は喜びますか?怪我ならともかく、ぴんぴんしている二人がスタンドで観戦しているのを見たら、学生選手はどう思いますか? 彼らが居てこそのトヨタなのです。 彼らなしに、トップリーグを戦ってはこれなかったのです。 許されるルールの中で、ベストメンバーを組んできた朽木監督には拍手を送りたいです。試合運びはまずかったけれども。 むしろ、メンバーを落とした相手にでも、とにかく勝てばよい、「トップリーグ相手に学生が勝った、それは唯一、早稲田大学!」という勲章をつかみたいと思ってるの一部のファンの根性が悲しい。 そんなのなんの価値もない。 あなたたちの卑しい言動でクラブを貶めるのはやめてほしい。 ・・・まぁ、外国人選手の起用に関しては長く議論があります。 僕も、国代表に外国人が6人も起用された平尾ジャパンには大いに違和感を覚えました。しかし、クラブチーム同士の試合で、同時出場2人というルールをきっちりと守っている以上、文句の言いようもない。文句を言うなら、トヨタにではなく、ルールも選手層も異なったカテゴリーを集めてなんとしても全日本選手権を行いたがるの日本ラグビー協会に言うべきでしょう。 かわいそうなのは早稲田でしょうか?いえ、正確な戦力分析もできない観戦者の間違った判官びいきの目にさらされて、勝って当たり前、勝ち方にも注文をつけられ、負けたら大批判にさらされる、トヨタこそ同情に値するのではないでしょうか。 え、お前も勝ち方に注文つけてるって?(切腹!)←古いか 相手は紫紺のジャージではありませんが、まさに早明戦の胃の痛むような緊張感。 大型フォワードのプレッシャーに、あるときは耐え、あるときはかわしてチャンスメークし、キックとライン攻撃を織り交ぜて前進を図る。 距離、角度のある位置から五郎丸君のPG、ラインでの前進を阻まれるや、安藤君のDG。 そして引き締まったロースコアを演出する、低く刺さるタックル。満身創痍の佐々木君が、ふらふらと立ち上がりまたディフェンスに戻っていく。早稲田はシーズン最後の試合に、このチームとしての存在価値を十二分に示してくれました。 思えば3年前、早稲田はトヨタとの対戦に、本日のSH後藤君をフルバックで起用し、ダブルSHという奇策を取るも、12-77の65点差で敗れました。 (あのときはツイドラキ選手も居たっけ・・・) 3年で、19点差まで詰め寄りました。 後半30分まで7-9とリードしていたことは決してフロックではありません。惜しむらくは首藤君の前半早々の退場、交代した小吹君の悔やんでも悔やみきれないタックルミス。しかし、周到な準備としたたかな戦略をもって望めば、体力的に差がある相手にも勝つことができる、それを確認することができた試合でした。 対してトヨタ。 学生相手でやりにくい? もし気持ちの上でそういった部分があったのなら、戒めるべきです。 早稲田は相手になりうるほど十分にしたたかで勝負強かったのですから。 このチームの雑な部分というのもまた伝統でしょうか、チャンスでのノックオン等精度の足りないプレイは歯がゆくなる思いです。フォワードで圧倒しているんだから、圧倒的に勝たなければ。外国人のパワーとスピードを生かして、終盤なりふりかまわず勝ちに行って、ちゃんと3トライとって勝ちました。ならば、なぜ前半からそうしないのか、できないのか。 相手に勝る部分を前面に押し出して、勝利をもぎ取るのは悪いことではないです。 「大人気ない」なんて言いませんよ。 さて、次は東芝府中。 トヨタはこの内容から余程の上積みがなければ勝利は難しいでしょう。 プレイの精度もさることながら、チームを勢いづかせる選手、あるいはプレイがほしいところです。この日のセコベ選手のように。 駐車待ちのうちに2時25分となり、「ああ、これで前半は見れないまま終わっちゃうかな・・・」と思いながら会場入り。下手をすると東芝の一方的な試合展開か・・・と予想していただけに、7-0のロースコアな展開に一瞬わが目を疑いました。実際、ヤマハの前で止めるタックルは効いていました。リーグ戦ではパワーで押し切れていた東芝も、この日は突破役のバツベイ選手、ホルテン選手を欠いてなかなか前には出られませんでした。ヤマハは後半早々PGを入れて6点差としてから長い長い敵陣での攻撃をとうとう得点に結び付けられませんでした。 ディフェンスの勝った試合、そう言えるかもしれませんが、見ているほうとしては不完全燃焼。 幸い日本選手権でも当たる可能性のある両チーム、次は是非アタックで魅せてほしいですね。 マクドナルド、バツベイ、ホルテン・・・お金を払って見る価値のあるこれらの選手が、今日は出ていなかったのも惜しい。 しかしシーズン長いなぁ。けが人出るのもしかたないっすね。 ・・・そういや東芝がこのまま三冠とったら、シーズンを振り返ったとき、このマイクロソフトカップはどのような位置を占めているのでしょうね。 「けが人が出て苦しい時期につかんだ勝利なので印象深い」となるのか、「リーグ戦と日本選手権の間の単なる通過点」となるのか・・・ 優勝争い、順位争い、そして昇格/降格争い。各チームは、この年末から正月最終節にかけてのリーグ戦を、凄まじいプレッシャーを感じながら戦っていたことだろうと思います。 だがしかし、このカード。 前節で早々と優勝を決め余裕しゃくしゃく。トライ王ほぼ確定のバツベイ選手、そして富岡主将はリザーブにも入っていない東芝。 優勝争いに絡むことなく、かといって降格圏内からは免れ、目的を見失いがちなサントリー。 どっこい、そこは腐ってもトップリーグ、両チームにはそれぞれのモチベーションを高める意味があります。 ・東芝府中にとっての意義 トップリーグ王者としての地元凱旋、力を見せ付けるとともに無様な試合はできない ・サントリーにとっての意義 続くマイクロソフトカップトーナメントに向けて王者相手に良い試合をして勢いをつけたい試合 ・両チーム共通の意義 今年度トップリーグ最終節にして府中ダービー、近年の好敵手同士、熱く燃える試合になるのは間違いなし! ・・・すみません、これは僕が勝手に(無理やり?)考えたお題目です。 現実はそうもいかなかったのです。 暖かい日差しにつつまれた味の素スタジアムのバックスタンドは眠気を誘います。おおきな屋根と風よけ仕様のスタンドは寒風もシャットアウトしてくれるので、至って居心地良好、つい、うつらうつら・・・スタンドから緊張感はまるで感じられない。 なんでトライ王のバツベイ選手は地元ファンにプレイを見せられないのでしょうか。僕は特別彼のプレイが好きなわけではないけど、それでもやっぱりそれなりにファンへのお礼なりサービスがあってしかるべきでは?Bチームとは言わないまでもメンバーを落とした東芝は地元への配慮と言う視点が欠けているように感じました。マクラウド選手は良かったけど(^^) そしてなんでサントリーはこのシーズンを通して通用しなかったCTBクラッシュ、ラック連取という時代遅れのプレイを王者相手にまた披露したのでしょうか。このチームは学習していない。イエレミア選手、アラティニ選手のうまさ、強さを生かした試合運びをもっと模索すべきなんじゃない?孤軍奮闘の小野澤選手が悲しい。 集中しようとしてもスタンド/ピッチの状況が許さない。 そう、残念ながら、このゲームは「消化試合」だったのです。 選手も、チームも、そしてスタンドの観客もそう思っていたのです。 しまった、そんな試合気合入れて見に来てしまった・・・(^^; 記録の上では6212人の観客が集まったそうですが、秩父宮でやるときと大差ない、むしろ少ないではないですか。地元優待などいろいろ工夫していたようですが、地元のお客さんはついてきてくれていませんね。例えトップと最下位であろうが、ダービーマッチならば盛り上がるの法則は適用されないのでしょうか。早慶戦や早明戦のような対抗戦にはあんなに集まるのに・・・ チーム名に地域名、真剣に考えてもらいたいなぁ。 それからマイクロソフトカップの組み合わせって、リーグ戦の順位で決めません? そうでないと、サントリーのような中途半端な順位のチームはカップ戦に向けてのチーム作りがしづらいのではないでしょうか。 ・・・と、いろいろ考えさせられる最終節でした。 早稲田は15人の先発メンバーが80分最後までプレーしきって勝利をつかみました。これは戦術的な交代が可能な現代ラグビーにあっては非常に珍しいことですし、また最後まで戦ったメンバーには拍手を送りたいと思います。正直伊藤君はフル出場は苦しいと思っていたのですが(^^;関東は有賀君を中心に鋭いタックルを連発、劣勢を予想されたスクラムでも早稲田を押し込むなど、接戦に持ち込んだのには驚きました。5点のビハインドで迎えた後半9分、準決勝で見事に決めた早稲田後藤君のウィングへのフラットパスを読んでインターセプト、逆転のトライ・ゴールを決めたときは震えました。 しかし・・・ 勝敗のポイントはラインアウト。 勝負どころの相手ボールラインアウトをことごとく奪った早稲田が切り返せば、そこから生まれたチャンスを今期初めて見せた切れ味のバックス陣が仕留めました。前半自らのキックチャージからトライを奪われた安藤君はそれを取り返すように鋭いカットインでトライ。駄目押しのトライは急造フルバック田井中君を振り払っての今村君。 セットの安定が最終的には勝敗に繋がった格好で、見ていて納得の結果。 でも、関東のミラクルを期待するファンもスタンドにはたくさん駆けつけていたようで、声援の数では早稲田に負けていませんでした。有賀君、田井中君、北川君と、タレントが残る来期はまたリベンジが見られるかもしれません。 逆に早稲田の来期は再びチャレンジとなるでしょう。諸岡君、伊藤君の両プロップ、桑江君、内橋君の両ロックが抜けるFWは今年ほど圧倒的な力を見せることはできないでしょう。ただ、バックスは今年以上に期待できそう。今のメンバーから抜けるのはハーフバック陣の後藤君、安藤君。スタンドオフorCTBの曽我部君、スクラムハーフ矢富君がその穴を埋め、有望な新人も加わるかもしれません。主将内定(?)の佐々木君のもと、激しいプレイ、そして面白い試合を見せてほしいですね。 ・・・日本選手権? 「学生王者 vs クラブチャンピオン」と、「学生2位 vs チャレンジシリーズ1位」のカードが著しく公平性を欠いていると思うのは僕だけでしょうか。前者はあきらかにミスマッチ、後者は均衡したゲームが予想できるからです。 そして、トップリーグ5位以下のチームが出場できない日本選手権に上記のチームが出場できるのが不思議に思わない関係者はいないのでしょうか。 昨年は初めての試みで多少のミスマッチも仕方がないとは思ったのですが、これでは選手権自体に興味がわかなくなってしまいます・・・ くぅー、今回は写真がきつい(^^;スタンドから遠いからなぁ・・・ 同志社のCTBはやはり一段上のレベルでした。特に平君の大きな身体を活かした突進は格別で、対面の菊池君、そして今村君ではなかなか止めることはできませんでした。そしてカウンターで何度もゲインしたフルバック正面君。センスと個人技では決してひけをとらないことをこの日も見せてくれた同志社。なのに、なぜ昨年のゲームの再現ができなかったのでしょうか。 決め事、反復、そして無意識の反応。 早稲田の選手はチームの塊としての動きがよく鍛錬されており、15人全体での破綻といったものが見られません。タックル、ラック、ロールアウェイ、立ち上がり、オンサイド、またタックル・・・一連の動きに無駄がなく、役割がしっかりしているといった印象。一方の同志社は寝ながら、横からの働きかけが目立ち、また正面君のカウンターも孤立してしまうことが多く、チームとしての動きが固まっていない。それでも個人技で行けてしまうことにどこか喜びを見つけ、そこに固執していたところも見えてしまいました。 個人技の披露、大いに結構。最後まで責任をつらぬけるなら。 早稲田ウィング首藤甲子郎君の個人技は「責任」の部分で同志社よりさらに一段上でした。タックルをかわして前進するスピード、速さは相変わらず。そして抜けないと見たときの当たりの激しさ、立っていられる強さ、フォローを待つ粘りまで、責任感を十分に見せつけました。 スタンドの老人連中は「あいつは嫌われてんじゃないの、全然ボールが廻ってこないもん」と囁いていましたが、誤解じゃないか?切り札と認められているからこそ、仕留めに使いたいからこそ、フリーのシチュエーションで彼に渡そうとSO、CTBが仕掛けている結果があのようになっているのでしょう。今日は順目に廻してくプレイでは余らせることができず、SHからのダイレクトパスが一本決まりました。いかにいい状態で彼に渡せるか、早稲田BK陣も毎試合きついマークの中努力しているのだと思います。 逆に矢富君は責任感のないプレイで株を落としましたね。後藤君の後釜として期待しているのですが、どうでしょう・・・来年の矢富、曽我部の超攻撃的ハーフバックに期待大なのですが。 決勝、僕は大方の予想どおり早稲田が勝つと思っています。 ただ、このままフツーに勝つのでは不満です。 せっかくのタレントぞろいのバックスが、今年は一度として爆発したことがありません。最高の舞台で、関東学院という最高の相手に対して、力を存分に発揮して華麗なプレイを見せてほしい。 近年の大学選手権準決勝ではまれに見る好ゲームでした。勝ちたい気持ちが少しだけ勝っていた関東学院が3点差で勝負を決めた、自他共にそのような解説をしているようですが、僕は関東春口監督のしたたかな戦略勝ちだと思っています。 この日の関東はアライビングプレイヤーの入り方の激しさで法政を上回っていたように思います。これはロック石田君、フランカー北川君といったリーグ戦でリザーブに廻っていた選手を抜粋したことによるもの。そして、フルバックに廻った田井中君の攻撃参加によるバリエーションの増加。一本目のトライ(ウィング北川君)は田井中君の好判断からオープンへパントを上げ反応よくチェイスして奪ったナイスプレイ。これで関東は勢いづきました。 逆に有賀君のCTBは不発か?やはり彼にはスペースのある場面でスピードに乗って走らせることが一番力を出せるシチュエーションだと思うのですが。 さて、決勝。 勝てるか?関東。 今の早稲田に真っ向勝負して勝てるのは法政だけ、というのはいまだに僕の考えとしては変わっていません。早稲田FWの強さ、そして上手さはいかんともしがたい。関東にチャンスがあるとすれば、今日の田井中君のスクランブルやキックのように、早稲田の組織プレイを幻惑させるようなミラクルプレイを連続して出せた場合だと考えています。
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